AM FLUSSE
ドイツ語のゲーテの詩を翻訳、解釈します。練習アーカイブです(笑)
AM FLUSSE
流れてゆけ 多くの愛を込めた歌
忘却の海の はるか遠くへ
もう若者は 輝き歌うことはなく
華の乙女からも ありはしない
愛するひとたちは 私の愛のみを唄い
あのひとはいま その純粋を嗤う
水の中へと 刻まれた詞
そして流れよ ともに其処より
タイトルは 流れの場にて みたいな感じです。山口四郎さんの訳を参考にしてみたのですが、詩のルールとか全然知らないのでぐちゃぐちゃになってるかもしれない
初めて詩と真剣に向き合ったけど、小説を一冊読み切ったかのような切なさと重苦しさが言葉から伝わってきてなんか感動しました。
ドイツ語の本がまだ手出せないから、この前カバーがかっこいいと思って勝ったドイツ語のゲーテ詩集、思ったより楽しめそうだ。大学に日本語訳もあったから、すごく有意義に使えててうれしい(笑)
この詩は、ひどい乙女のほうよりも、純真な青年のやるせない気持ちと失恋のつらさが歌を川に流してしまう情景と相まってすごくしっかりと伝わってきます。苦くてネガティヴななのにどうしてもロマンチックです。
もしいいなと思った方は、☆をくれたらありがたいです。訳をアップする気力が上がりますので!