ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 感想、評価 ・・・素晴らしい景色を見た時のような気持になった。
どうも、viviです。
今年は結構映画館で映画を見ているのですが、どれもピンとこず(過去記事参照☆)
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なかなかにストライクな映画に出会わなかったのですが、今回は違った。
『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン 外伝 -永遠と自動式人形ー』
この映画、ほんっっっっっとうに良かったです!!
自分、人前で泣くのは恥ずかしいから泣かない、というか映画でそうそう泣かないのですが、それでも涙が溢れてしまいました。
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンという作品は原作がライトノベルであり、今作は京都アニメーション制作のアニメ本編の番外にあたります。主人公は写真左のヴァイオレットちゃんで、普段は自動式人形サービスという仕事をしています。
あらすじと展開
ヴァイオレットは今回貴族から頼まれた仕事として僕っ子お嬢様、イザベラ(写真右)の教育係を務めることになります。淑女を育成する男子禁制の寮学校内でヴァイオレットはイザベラが作法を学ぶ補佐をするのですが、何をさせてもヴァイオレットは完璧すぎます。(というかなんでできるんだ)
最初はそんなヴァイオレットを気嫌っていたイザベラでしたが、ヴァイオレットの秘密に触れ、その中の人間らしさを見出していくうちにだんだんと警戒を解いていきます。
そしてイザベラは、地震の秘密を語り始めます――。
本作の見どころ!
- やはり…作画が違う。
なんといっても、最初に出てくるのは本当に洗練されたあの作画です。アニメを視聴済の方はご存じかと思いますが、アニメで「さえ」一回一回が映画並みの作画だったんですが、今回はスクリーンで視聴したというのもあり、本当に初めから終わりまで一枚絵のような美しさでした。瞳やブローチ、風景の描写はもはや吸い込まれるような感じがして、またヴァイオレットの腕はCG化されていたようで、今回はより生々しく感じました。
- 王道、しかし涙を浮かべずにいられないストーリー。
本作は90分が全編後編に分かれており、それぞれにクライマックスがある、といった構成になっています。ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンにおいて欠かせない「手紙」と「愛してる」が今作も深くかかわってくるのですが、今回は手紙が届けられることに関してもスポットライトが当たります。個人的にこのおかげで好きだけどあまり本編で出番のなかったベネディクトがたくさん出てきたので嬉しかったです。
あとこの作品、完全に万人受け作品とはいかないのには理由があるんです。。本当に心温まるストーリーなのですが、(原作がライトノベルのはずなのに)話とテンポがすごく小説チックなので、それこそ本来とライトノベルの様な急展開やインパクトはありません。そういうのが好きな人はワンピースとか見たらいいと思います。
自分たちの本当に好きなものと、その守り方や愛し方について考えさせられる、そんな映画でした。
2つの"延"と京都アニメーションについて
まず、今作が好評につき上映が延長されました!正直このクオリティーの映画で上映スクリーン数が少ないってのはどういうことなんだと少し憤慨でしたが、やはり本当にいいものは正当に評価されるんですね。何だかうれしいです。
この記事を見ている人はもうご存じと思いますが、恐らく京アニの痛ましい事件の影響で、来年放映を予定していたヴァイオレット・エヴァーガーデンのオリジナルストーリーが延期になりました。
観ていた時こそ気づかなかったのですが、今回の映画のクレジットには京アニスタッフ全員の名前が載っていたそうです。こんなに素晴らしい作品を作ってくれたこと、そしてスタッフたちはきっと意志を引き継いでまた映画を製作してくれていること、本当に一ファンとして感謝しかありません。アニメーションに懸ける彼らの情熱に、心から敬意を表します。
…2回目見に行くとしたら絶対そこで泣くやつだ。
原作も見て下さい!!必ずです!!!
今作、初見の方への配慮はそんなにありません。ドール(自動式人形)とか世界観の説明とかも特にないから、アニメ、原作がまだの方は映画に入り込むのが少し遅くなるかもしれません。
だったら!見ちゃえばいいじゃないですか!
アニメの方はNetflixで独占配信中で、未登録の方は1か月無料なので、ササっと見ちゃえばいいと思います!せっかく上映期間延長したんですから、この機会にヴァイオレットの世界にのめりこんじゃいましょう!!
自分アフィリエイトやってないのにサイトの宣伝するなんてサービス精神がすごい。
…ほかのブロガーさんはもっと賢いブログライフを送ってくださいね~~~